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「誰が、誰のことを話しているのか。間違いの先に間違いが継がれていく行き方が、枝分かれし、もつれ、錯綜し、増殖し、別の間違いの株が生まれていることがわかっていないから、とってつけたような因果関係が語られるのだ。」思考が働きつづけるかぎり夢の中に閉じ込められているような錯覚におちいる、それに気付いてもどうにもならず似たもの同士が出会い擬似家族になる。阿部和重の「インディヴィジュアル・プロジェクション」に似ていると思った。でも「目覚めよと人魚は歌う」のほうが幻想的ですね。
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