« 河口湖 おまけ | メイン | 奥多摩 »

2010-04-22

Self-Reference ENGINE / 円城塔

Self-Reference ENGINE連作短編(断片?)集

イベントと呼ばれる現象によって時空が崩壊し、すべての可能性が同時に存在する何でもありの世界。

「自分たちは滅ぶ宇宙がその最後に、次に生まれる宇宙のため、時空のあちら側に種を投げ込んだ者であり、あらかじめ亡霊として生まれた亡霊なのだ」

はじまりも終わりもあるはずだけど、目に触れるものは途中の断片ばかり。その断片すら無限にあって、、、それって無いのとおなじ?
いや、その断片のひとつでも、あなたの目に触れるならば、その時(どの時?)その断片は(どの断片?)確実に存在しているのだろう。

「例えば私はここに存在していないのだけれど、自分があなたに見られていることを知っている。」

コメント

コメントを投稿