名もなき孤児たちの墓 / 中原昌也
この本、何も知らない女性がチョロッと読んだら怒り狂うのではないかという文章が盛り込まれておりますが、ま、そんなことはどうでもいいんですが。
小説なんか何書いてもいいんだし、というか可能な限り出鱈目に書いてみても限界はあるのであって、でもそこまで書いてみないと今の限界は分からないのであって・・・
「間違ったことは実践してみなければ本当に間違っているかどうかなんてわかってたまるものか。」
「問題はこのような中身のない作業に耐えうる精神を持っているか、である。」
でも、書かれる対象だって、書かれるのをずっと待っているのかもしれない。(でもそれは、ある意味気持ち悪いかもしれない・・・)
「しばらくは皆必死で、その場に存在していない演技を続行していたが、やがて一人が急に笑い出した。それにつられて全員が、耐えていた笑いを誘発させられたのだった。」
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