« ムーたち (2) / 榎本俊二 | メイン | 光あれ »

2008-01-14

とっぴんぱらりのぷう

とっぴんぱらりのぷうは、机の引出しの奥に忘れていたものだった。
いや、机の引出しすら私は、今の今まで忘れていたのだった。
というか、私の家には机なんて無かったと思うのだが、机の引出しだけは今のところ存在するのだった。

で、「とっぴんぱらりのぷう」とは何なのか?
とっぴんという言葉からは、なんかトンがっている感じがする。
ぱらりというと、なんかチッちゃくて細かいものなのかなぁ?
ぷうってことは、なんか膨らんで丸っこいものかな?
ちっちゃくて丸っこくてとんがってる? ・・・ 金平糖!?

とは推測してみても、
実は見たことも聞いたことも、撫でたことも舐めたことも、嗅いだことも書いたことも、開いたことも閉じたことも、責めたことも慰めたことも、あんなこともこんなことも、嬉しかったことも悲しかったことも、賞賛したことも侮蔑したことも、困ったこともクマったことも、ゲルったこともググったこともなかった。

ググってみた。
そして気がつくと、私は動画サイトで誰かのホームビデオを見ながら酒を飲んでいた。。。
「最近、年のせいか、目のかすれのみならず、存在のかすれをたまに感じるなぁ。ふぅ」

あれ?何してたんだっけ?

ぜんぜん思い出せないのだった。

私は何もかも忘れ果ててしまったのだろうか?

そのとき、PCディスプレイの端になんだか懐かしいDESCの姿を発見した。
あれ?こんなところにどっかで見たような机があるぞ?

私は机の引き出しを開けてみた。
とっぴんぱらりのぷう。

※注 DESCの読みはデスクじゃなくてディスクですかね(?)
第8回雑文祭

コメント

コメントを投稿