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自然体で好感触なエッセイ集。「「もの」に出会って自分の生活に引き入れたら、あとはそれを育てる。「もの」たちの「はずみ」は、いわば必需品と不用品のあいだにあって、なお存在を否定されないようなところから飛び出してくるのだ。そのときはじめて、「もの」を所有するのでなく、「もの」のある空間に自分を生かすことができるだろう。」
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