2015-01-30

安全な妄想 / 長嶋有


妄想が暴走する。。。


「 一点をみつめ、なにか(よかれと思い、技術や勇気を発揮して)をこの世界にする。
 マスクを取り払うことで、彼女らの視野は一気に広がる。次の瞬間、今度は無限に広がる世界の中のたった一点(僕)を目にとめるのだ(長嶋くん!?)。
 マスクが象徴する有能さ。外す以前(集中)と以後(喜び)の劇的な変転、その全体に心うたれる。
 そう、だからマスクは「外されないと」ダメだ。」


2014-10-17

ラバー・ソウル / 井上夢人


真実は共有できない。

「真実?なんですか、真実って。違うでしょう? 真実がどうかなんて、あなたは問題にしていないんです。あなたは、最初から答えを持っている。ぼくが言うべき言葉を、あなたは最初から決めているんだ。あなたにとって気に入らない答えは真実ではないし、嘘ということになる。あなたは、自分が気に入る答えが得られるまで、首を振り続けるんです。
「さあ、そろそろ本当のことを喋ったらどうですか」とね。」

最終章「Bonus Track」は誰の手によって書き足されたのか・・・?

2014-08-23

もここー 1 / 木下晋也


ゆるゆるのポテンシャル。

2014-04-10

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 / 奥泉光

この本を一度も笑わずに読み終えた方には50万円を・・・ガクッ・・・

クマコー的な観点からすると、今まで読んだ中でいちばん笑える小説です。

2014-01-16

ゴランノスポン / 町田康


町田さん、ほんとうの事を書きすぎです。。。
笑っちゃったあとにゾッとします。

「私は私のなかで私とは別の、しかし確かに私であるなにかが、哭く声を聴きながら喋っていた。」(先生との旅)

2013-12-16

ふうらい姉妹 3 / 長崎ライチ


まだまだいけます。

2013-09-02

おかゆネコ 1 / 吉田戦車


しゃべり病、なればいいのに!

想像ラジオ / いとうせいこう

「これまでわたしに話しかけてくれる人は少なかった。あなたはその中の一人で、わたしは一方的に話しかけられている気がしない。あなたがお母さんのことを話す時に、わたしはそれがわたしだけに向けられた比喩だとわかるし、あなたのおじいさんの臭いはわたしの胃からも立ち昇ってくる。そもそもあなたをしゃべらせているのが、救いのない気持ちにプレスされて紙くずで出来た立方体のようにスカスカになっているわたしだと、少なくともそんな思いでちりぢりに爆発しそうなリスナーすべてだと、わたしはあなたの耳鳴りのような声から気づかされている。」

想ー像ーラジオー。


「死者と共にこの国を作り直して行くしかないのに、まるで何もなかったように事態にフタをしていく僕らはなんなんだ。この国はどうなっちゃったんだ」
「そうだね」
「木村宙太が言ってた東京大空襲の時も、ガメさんが話していた広島への原爆投下の時も、長崎の時も、他の数多くの災害の折も、僕らは死者と手を携えて前に進んできたんじゃないだろうか?しかし、いつからかこの国は死者を抱きしめていることが出来なくなった。それはなぜか?」
「なぜか?」
「声を聴かなくなったんだと思う」
「・・・」
「亡くなった人はこの世にいない。すぐに忘れて自分の人生を生きるべきだ。まったくそうだ。いつまでもとらわれていたら生き残った人の時間も奪われてしまう。でも、本当にそれだけが正しい道だろうか。亡くなった人の声に時間をかけて耳を傾けて悲しんで悼んで、同時に少しずつ前に歩くんじゃないのか。死者と共に」
「たとえその声が聴こえなくても?」

2013-08-31

福島県の山


やっと改訂新版がでて入手可能になった~

でも原発周辺の7座が除外されました。。。

2013-03-01

ポテン生活 10 / 木下晋也


とうとう終わってしまった。。。